野にイケンあり〜ジャーナリスト武田一顕が詠む時政

政局や中国について【野の意見】を個人の備忘録として書き連ねる。 よろしくどうぞ。

トランプの ババをひくなよ 安倍総理

アメリカのトランプ大統領がまた爆弾発言。

安倍総理ノーベル平和賞候補に推薦してくれた

と言ってのけた。

報道によると、

アメリカ側から依頼されてのことのようだ。

まもなく行われる米朝再首脳会談で

朝鮮半島の非核化が実現すれば、

確かに平和に貢献することになる。

だとしても、トランプ大統領

ノーベル平和賞に推薦するならば、

それは蚊帳の外にいる安倍総理ではなくて、

橋渡しを行なっている韓国の文在寅大統領が適任。

トランプさんの記憶違いであってほしい。

 


2月18日の衆議院予算委員会

野党はこの件を質問したが、

安倍さんは否定も肯定もしなかった。

永田町用語では、否定しない=肯定。

つまり、推薦したことになる。

トランプ爆弾発言の報告を受けた際、

安倍さんは苦い表情を浮かべたという。

苦虫を噛み潰したのか、苦笑かは分からないが、

困ったことは間違いない。


私はトランプさんのやっていることを

一定程度評価しているのだが、

それでも彼がウソつきで

世界の鼻つまみ者であることは間違いない。

その人をノーベル平和賞に推薦。

どんだけスネ夫体質なんだよ!

アメリカのポチか!

…という批判がネット上でも巻き起こっている。

 

でも安倍さん一人が悪いというのは、短絡的だ。

日本がここまでトランプさんに、

アメリカに媚びなければいけないのはなぜなのか。

根本的な理由を問い直そう。

 

 

外務省をはじめとして、

アメリカさまの言うことを聞いていれば

安泰という人たちが

日本の支配階級に数多くいる。

これを他の国では奴隷根性とか植民地根性という。

アメリカの基地があって、

アメリカさまに守っていただいている限り、

この構図は変わらない。

安倍さんは、世界の平和新秩序を模索している。

日ロ関係でも

新秩序と領土問題の間で懊悩している。

日韓関係は最悪だし、

日本と中国の政治関係も表面的なものに過ぎない。

もちろん日朝間で拉致問題が進展する兆しは

今のところない。

これでアメリカとの関係がこじれたら、

あとは孤立のみ。戦前の日本に逆戻り。

アメリカから真の独立を勝ち取り、

周辺諸国と穏やかな関係を取り戻すのが

日本の誇りを守る唯一の方法だ。

 

 

北方領土問題に関して日ロ間で握手できたら、

プーチン大統領ノーベル平和賞候補に

推薦しますかね、安倍総理