トランプの ババをひくなよ 安倍総理
と言ってのけた。
報道によると、
アメリカ側から依頼されてのことのようだ。
まもなく行われる米朝再首脳会談で
朝鮮半島の非核化が実現すれば、
確かに平和に貢献することになる。
だとしても、トランプ大統領を
ノーベル平和賞に推薦するならば、
それは蚊帳の外にいる安倍総理ではなくて、
橋渡しを行なっている韓国の文在寅大統領が適任。
トランプさんの記憶違いであってほしい。
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野党はこの件を質問したが、
安倍さんは否定も肯定もしなかった。
永田町用語では、否定しない=肯定。
つまり、推薦したことになる。
トランプ爆弾発言の報告を受けた際、
安倍さんは苦い表情を浮かべたという。
苦虫を噛み潰したのか、苦笑かは分からないが、
困ったことは間違いない。
私はトランプさんのやっていることを
一定程度評価しているのだが、
それでも彼がウソつきで
世界の鼻つまみ者であることは間違いない。
その人をノーベル平和賞に推薦。
どんだけスネ夫体質なんだよ!
アメリカのポチか!
…という批判がネット上でも巻き起こっている。
でも安倍さん一人が悪いというのは、短絡的だ。
日本がここまでトランプさんに、
アメリカに媚びなければいけないのはなぜなのか。
根本的な理由を問い直そう。
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外務省をはじめとして、
アメリカさまの言うことを聞いていれば
安泰という人たちが
日本の支配階級に数多くいる。
これを他の国では奴隷根性とか植民地根性という。
アメリカの基地があって、
アメリカさまに守っていただいている限り、
この構図は変わらない。
安倍さんは、世界の平和新秩序を模索している。
日ロ関係でも
新秩序と領土問題の間で懊悩している。
日韓関係は最悪だし、
日本と中国の政治関係も表面的なものに過ぎない。
もちろん日朝間で拉致問題が進展する兆しは
今のところない。
これでアメリカとの関係がこじれたら、
あとは孤立のみ。戦前の日本に逆戻り。
アメリカから真の独立を勝ち取り、
周辺諸国と穏やかな関係を取り戻すのが
日本の誇りを守る唯一の方法だ。
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北方領土問題に関して日ロ間で握手できたら、
推薦しますかね、安倍総理。