報復に 若鳥さらす タカ総理
ブログなどのSNSで自慢は禁物ということだが…
当ブログで参院選翌日に指摘した通り、
自民党二階幹事長の続投が決まった。
新聞記事などを読むと、
二階続投については紆余曲折があったようだ。
幹事長昇格を画策したようだ。
叩き上げの党人派である二階より、
三世議員で温厚な岸田は
隣県の広島選挙区選出でもあり、
安倍にとっては与しやすいのだろう。
ただ、選挙に弱いのは岸田の大いなる弱点だ。
自分の選挙ではなくて、自分の派閥の選挙。
岸田派はこの参院選、岸田の地元・広島を含め
現職4人が落選した。
こんな人が選挙を差配する幹事長になったら
俺達みんな落選しちゃうよ…と思う自民党議員は
挙って岸田幹事長就任に反対する。
さしもの安倍も、贔屓の引き倒しは
できなかったということだ。
◆
さて、今回の内閣改造は、台風15号の被害で
千葉県内に大規模停電が発生する中で行われた。
99年10月1日、当時の小渕総理が内閣改造を
行おうとしたが、前日に東海村で臨界事故発生。
これを受けて、改造を延期したことがあった。
一方で、今回の千葉の大停電は
何十万世帯が大変な状況にある最中にも関わらず
災害対策よりも改造を優先したとして、
安倍政権への批判が強まっている。
そんな中、小泉進次郎が入閣。
これは内閣改造の前々日=9日に決まったとの
ことだが、10日朝の時点でも、
小泉入閣は見送りと報じている社があった。
つまり政権側は、マスコミ各社に
ガセネタをつかませた格好となった。
御用新聞、御用放送局は唯々諾々と
政権に従うかもしれないが、
いやしくも報道の自由を掲げる多少骨のある
メディアなら、報復しなければならないのが
この業界の掟だ。
特ダネをくれるネタ元には服従し、
ガセネタを掴ませるネタ元には復讐を。
手始めは、千葉大停電で対策の出足の遅れた
政権への批判、
次は小泉環境大臣のスネの傷を探すことになる。
数々の女性遍歴を暴露された小泉だが、
カネの問題はないだろう。
ならばどんなスキャンダルが飛び出すのか、
注目である。