野にイケンあり〜ジャーナリスト武田一顕が詠む時政

政局や中国について【野の意見】を個人の備忘録として書き連ねる。 よろしくどうぞ。

立つ花を 小さな泉に 写すかな 後編

前回の続き。

 

小泉は2001年、総理大臣に就任した際に

道路公団改革を訴えたが、

実は、NHK改革も目論んでいた。

NHK改革は、NHKのみならず

各方面からの反対で頓挫したが、

NHKに目をつけるあたり立花は

まったく小泉と類似型だ。

立花のワンイシューポリティクスを

批判する評論家連中は、

小泉の郵政選挙との違いを

明確に説明しなければならない。

特に2005年の郵政選挙

小泉の手法と自民党分裂選挙

礼賛した評論家は多いが、

そういう人たちの中で立花に批判的な人は、

いったい何が違うのかきちんと説明してほしい。

ただのイロモノなら

立花がこんなに票を集めることはないだろう。

NHKへの攻撃と、表現の自由への侵害を

一緒くたにする愚は改めないといけない。

 

他方で、私たちはN国を

ただの変態政党ととらえずに、

150万票の重みに思いをいたそう。

これからしばしの幸せな結婚生活を送る

小泉進次郎議員も、

二世議員として父親が残した

ワンイシューポリティクスの一つの究極の形に

責任を負っていると自覚してほしい。